【ノルウェー】船舶用トンネル

山国である日本では、道路や鉄道にトンネルがあるのはさして珍しい風景ではありませんが、基本平坦な大陸国はどうでしょうか。

ヨーロッパは、一見すると平原が広がっているように見えますが、アルプスほどではなくてもそこそこに山地があり、その付近の交通路には、日本と同様、橋梁やトンネルがあると思われます。アルプスといえば、先日世界最長の鉄道トンネルが開通した、という報道がありましたね。

地図を見てみると、北欧のスカンジナビア半島は中央部に山脈が走っていて、とくにその北西部に延びるノルウェーは、フィヨルド地形に象徴される複雑な海岸線もあって、交通路の状況は想像に難くありません。

ノルウェーには、延長が24kmに及ぶという世界最長の道路トンネルがあるそうで、ネット上で調べてみると、盛り場のネオンを思わせるような怪しげな照明が続く、トンネル内部の写真にいくつか出会えます。その割に路面は片側一車線、素掘りらしい側壁があったりして、意外というのか、内部状況はなかなかワイルドです。

笹子トンネルや関越トンネルなど日本の、特に高速道路のトンネルでは、出入り口にトンネル名が大きく書かれていたり、管理用の施設が建てられていたり、内部の交通状況や出口の先の天候・道路情報を知らせる電光掲示板などが設置されていたりしますが、この道路トンネルの出入り口の周辺には、世界最長をアピールするものがまるで見当たりません。関越トンネルというより、国道17号の三国トンネルや二居トンネルのような、ごくありふれたローカルトンネルの印象があります。

しかし全長24kmですからね、時速60km(分速1km)で走り続けたとしても、20分以上かかる計算です。関越トンネルでもアクアトンネルでも延々と地下の中を走っていると退屈してくるので、実際に走るとどうなるんだろう、と心配してしまいますが…

そのノルウェーが、今度は船舶用の航路?トンネルを作るという記事を見ました。

記事自体は例によって、建設の計画と完成後の予想交通量工事の開始時期などを淡々とつづっているだけなので、別のネット情報を見てみました。それによると船舶用トンネルの規模は全長1,700m、高さ49m、幅36m。中央道の下り線小仏トンネルが全長約1,600mなので、長さ的にはそこそこかと。

昔、マイティジャックという特撮番組があり、秘密基地の地下ドックに格納している潜水艦?を発進させるために、ドック内に水を流入させ、満水状態にするオープニングシーンに感動した記憶があるのですが、トンネル内を大型客船が航行する想像図を見ていて、ふとその場面を思い出しました。勇壮な主題歌を頭の中で響かせながら…

(アイキャッチ画像はNCA(ノルウェー沿岸管理局)のホームページより)

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