【一般記事】113番元素

日本の理化学研究所が研究と実験を重ねた結果、合成に成功した113番の新元素が「ニホニウム」と命名されたことは、昨年報道されたとおりです。

ラトヴィアの新聞で、このニホニウムを含めて、新たに命名された4つの新元素に関するミニコラムが載っていました。すべて人造でアメリカとロシア、日本によって作られた、地名や人名にちなんで命名された、などと、簡単な紹介があるだけですが、ニホニウムについては、「太陽が昇る土地」を表す日本語を翻訳して名づけられたとあります。

地球上には日本を指して、日出る処の国、と説明するところがあるようです。欧州やロシアなど、日本から遠く離れた地域で聞くことがあります。遣隋使の小野妹子が隋の煬帝に渡した国書にあった文言でしたか。

自分としては、ニホニウムというのは日本という言葉に由来しているとしか認識できないし、では日本とは何か、と外国人に問われたら、それは国名である、と答えると思います。しかし、日の本(ひのもと)一のこの槍を~というように、自分たちの国を太陽の誕生の地とする表現もあるので、このコラムの記者の解釈も正しいのかもしれない。

国名の由来、国号の意味については諸説あるようですが、普段意識することもなかったので、異国の人の指摘に、なるほどと考えさせられた次第です。

 

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