【アラスカ】アメリカに売却された日

帝政ロシアがアメリカ合衆国にアラスカを売却した1867年から、今年は150年めにあたります。地元の新聞が、アラスカの購入に関する条約の調印が行われた3月30日に、そのいきさつや今日的意義を書いています(記事はこちら)。

ロシアが支配地を放棄するにいたった背景とアメリカが購入した理由、当時の両国内での評判などが書かれていますが、気候変動による温暖化が北極に及ぼしつある影響、およびその状況を反映しているかのような、ロシア・アルハンゲリスクでの国際フォーラムでの人々の発言を取り上げているあたりに、今日的課題を感じます。

ロシア、アメリカの双方が、こうした極地帯の領有と開発の歴史を通じて、先住民の存在を軽視してきたと反省している、というのが、タイトルにある second thoughts なのかな、とも思うのですが、こうした視点に、ローカル紙らしさが見えるような気もします。

 

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