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【ラトヴィア】すしレストランの記事

地元の新聞でも、電子版のいいところはやはり映像が豊富であることで、言葉がわからなくても、見たような写真があると注目してしまいます。

握りずしらしき写真の載っている記事によると、リガの地方裁判所がレストラン事業や宅配サービスを展開する会社に破産を宣告したそうです。

記事自体はこのあと、この会社の資本金(2,800ユーロ)だとか、昨年の売上高(239万ユーロ)、損失(3万9,000ユーロ)、従業員数(125人)などを淡々と記載しているだけですが、そうした数字の財務分析よりも、日本人としては、写っている怪しい代物のほうが気になる。

出典とされているURLをあけてみると、件の会社が展開しているらしい店舗のデリバリメニューが出てきました。探してみると、中央の「SHOGUN」のタブの中に、この巻き寿司?がありました。「Saidzicu Maki(サイジツ マキ)」とあります。サーモン、フィラデルフィアチーズ(何それ?)、うなぎの燻製、きゅうり、アヴォカドをネタとして、ゴマをちらしたものらしい。

形としては崩れていないし、これはこれで新たな味覚の開拓であろうけれども、やはりどこか違和感があります。

左の「Kabuki」のタブはセットメニューのようで、ハート型の並びなどを見ていると、かの地の人たちの盛り付けセンスがわかるような気もします。

関連記事として、寿司レストランの紹介があって、こちらもなかなか愉快なサイトなのですが、これについては、また後ほど。

【ラトヴィア】日本映画祭についてのブログ記事

ラトヴィアに関する記事を検索していたら、現地で上映された映画についてのブログが目にとまりました。

昨年の2月にリガで、日本映画祭というのが開催されたそうです。そのブログに写っているプログラムを見てみると、どれもタイトルが食事・調理がらみで、時代劇あり、ドラマあり、ドキュメンタリーありと、さまざまな角度から日本食とそれにまつわる人間模様を表現しています。

ブログの記者はこのうち、池袋の某名物ラーメン屋の店主にスポットを当てた作品を鑑賞したそうです。あらすじを読むと、10年以上も時間をかけて、店主の生きる姿にカメラを向けてきたとのことで、それだけでも十分見応えのある内容が期待できます。東京の下町風景の映像に、はじめは、現地の人たちにはどうかな、と思っていたそうですが、多くの観客を感動させたようで、そのときの様子が文章から伝わってきます。

日本食はラトヴィアでも人気があり、リガの街中でもすしバーだとか日本食レストランがあるようですが、そうした見た目のエキゾチズムよりも、日常の食生活や、それを支える文化・習慣を伝える試みは、大変いいものだと感じました。

日本大使館のホームページを確認すると、日本映画の上映会はほぼ毎年行われているようです。自分は普段映画はほとんど見ないのですが、筋書きを読んで、どの作品にも興味を持ちました。機会があれば、観てみたいものです。